SPECIAL
スペシャル

開発コラム develpment column

2017.08.18

第1回 エロゲーを作るとき、いつも色々と考えます。

書いた人:宅本うと

新しい企画に取り掛かるとき、早瀬君と色々と話をします。

制作終了した企画に関して内部側から見た感想やヒロインに関してどのくらいカタチにできたかなどの話から
最近目覚めた新しい性癖まで色々と。

今作の『Making*Lovers』に取り掛かるとき、私と早瀬君の中でひとつの共通見解がありました。

「個別ルートがどれも同じ感じになってしまう……」
ぶっちゃけ、この点に関しては危機感もあれば開き直りもあります。

基本、好き勝手出来る共通ルートに対して個別ルートは様々な制約が加わるため発想が内に向かってしまいます。
設定的にも1人を選んでしまったため世界が収束してしまうので、何かしらの外因が無い限り発展させる事が難しくなります。

じゃぁこの外因を加えたらいいじゃん!と思うのですが、思いの外この外因というものが厄介で
下手に加えようものならユーザー的誰得展開に陥りやすくなります。

極端な話ですが、恋愛主体のキャラゲーでキャラに萌え萌えニヤニヤしてたのにいきなり死なれたら私なら発狂します。

「変化を持たせようとして不穏な空気が流れるくらいならどれも同じで構わないじゃないか!みんな幸せ万歳!」
…という部分が開き直り。

しかしながら、こんな極論に流されてしまってそのままにするのも思考放棄ではないのだろうかという気持ちもあり
ヒロインと付き合う事によって新しい世界が開けていく感覚を外因として昇華出来れば
今までの味付けを維持しつつ発展の可能性があるのではないのかな、とも考えた結果としまして……
今作の主人公は社会人になりました。

学生縛りを解いちゃった♪という事です。
その上で今作の導入部分に
『主人公は新卒で働いた会社が超絶ブラック企業だったため速攻で辞表を提出して新しい仕事を探し始める』
という設定を入れております。
そして、付き合うヒロインに応じて主人公の住まいも職業さえも変えてしまえ!と。
(お陰様で背景枚数がえらいこっちゃに……)

主人公の部屋


別段「社会人モノを作る」という意識は無く、中身としてはいつも通り始終イチャつくようなものではありますが
オンリーシチュエーションも作っていけるので「他のキャラも見てみようかな」という気持ちに
繋げていけたら、という意識で頑張っております。

学生主人公でも無いから今までとは違ったシチュエーションも作れるのもメリットですね!
てか、同じセリフでも社会人主人公の方が重みが出せるので、それっぽさが作りやすくて助かります。


『Making*Lovers』をプレイ頂いた際には、この点に関して実際どうだったかのご感想頂けますと
大変参考になります!