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		HOME / HVC / HVC第4回アケマシテオメデトウゴザイマス。

2006.01.07

	氷庫	「……ぱちぱちぱち」

	千輪	「新年のっけから私たちですか？」

	氷庫	「……まぁ陰謀の線は疑わざるを得ませんね」

	千輪	「……ですね、さすがに無理があると思いますが」

	氷庫	「まぁここは建設的に、台本などを」

	千輪	「……千輪、ぼける、氷庫、ぼける」

	氷庫	「うわぁ、前衛的ですね……」

	千輪	「ぶっちゃけありえねーですか？」

	氷庫	「ありえねーですね」

	千輪	「……」

	氷庫	「……」

	千輪	「まぁ私たちがこうして顔をつつき合わせていても、事態は決していい方向に進展しませんね」

	氷庫	「……至極ごもっともなご意見。どうやら門松について語れと言うことらしいですよ？」

	千輪	「門松って、神様が降臨する際の目印になるそうですね」

	氷庫	「では、日本のお正月には、神様がいっぱいいらっしゃるんですか」

	千輪	「……付喪神（つくもがみ）の分際で」

	氷庫	「まぁ世辞には及びませんわ」

	千輪	「……いーかげんにせいっちゅーねん、あんたとはもうやっとれんわ」

	氷庫	「こんなところで落とすのは、反則というものです」

	千輪	「……氷庫さんの家では、門松飾るんですか？」

	氷庫	「ええ。家主がそういった行事に目がありませんから」

	千輪	「……マンションの廊下に、門松って変じゃないですか？」

	氷庫	「慣れれば問題ありません。細かいことを気にしているようでは、立派な大人になれませんよ？」

	千輪	「……これは一本取られましたね」

	氷庫	「座布団ぼっしゅーと、ですか？」

	千輪	「……山○くーん、氷庫さんの分も持っていってくださいまし」

	氷庫	「……ああ、さみしい。立派なつっこみが居ないと、宝の持ち腐れですね」

	千輪	「まぁ折角ですから、門松でも見に行きませんか？」

	氷庫	「では我が家へお越し下さい。まぁ汚くて狭くてうるさい家ですが」

	千輪	「……ふふり」
・・・・・・・・・・

	氷庫	「じゃーん、これが門松です」

	千輪	「知ってますけどね……なんで赤いんですか？」

	氷庫	「ああ、これは椿さんが吐血した後ですね」

	千輪	「こっちに付いてるストラップは？」

	氷庫	「姫子さんの物だと思います。何にでも友達になれるちょっと足りな……いえ、心の広い子ですから」

	千輪	「……ああ、よく見ると、竹に爪痕がありますね」

	氷庫	「まぁこれは、篝老の仕業に相違ありません」

	千輪	「しかも、差し押さえの札が」

	氷庫	「今し方、竜胆寺絆さんがいらっしゃいまして、買いたたいていらっしゃいました」

	千輪	「……なにか、私では窺い知れない業の深さを感じますね」

	氷庫	「よいご推察です」

	千輪	「……ここにいたって何も話に進展がありませんね」

	氷庫	「それが私たちですから、仕方がありませんよ」

	千輪	「ですね、そもそもキャスティングに無理ありすぎ」

	氷庫	「この辺でお開きということで、天野さん、よろしければ寄っていきませんか？」

	千輪	「あらあらまぁまぁ、それではお言葉に甘えまして」

	氷庫	「その前に、我が高坂家には一つだけ絶対に守らなければいけないお約束ごとがあります」

	千輪	「……なんですか、改まって」

	氷庫	「いいですか、決して叔母さんという単語を言ってはいけません」

	千輪	「……ははぁ、正にカドガタツ、と？」

	氷庫	「……お後がよろしいようで」
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あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

　　１６００×１２００　　　　　１２８０×９６０　　　　　１０２４×７６８　　　　　８００×６００

今回は、氷庫さんと千輪さんの壁紙を作ってみました。
富士と鷹となすびがいいかんじです。
ちょっと目が痛い壁紙ですけど、使ってやってくださいまし！

対話：川波十五分　挿絵：山根呂兵　コラム：kei

今日のヒトリゴト：幸せは探してもあまり意味がないって事に、最近気が付き始めてる気がします。