【徒然生放送ブログ】第1回 ハジラブMaking*Lovers開発からのポイント紹介

【書いた人】 宅本 うと
2021.03.26

はじめに

宅本です。毎回ブログをやらせて頂いておりますが、今回は 生放送でお話した事を改めて文章化してお届けする事になりました。生放送のアーカイブと共に見て頂くと面白いかもですが、面倒な方は 文章だけでOKです!(放送はほぼアドリブでグダグダなので……)

25件のリビジョン

今回も色々な事を考え制作しておりますので、読んで頂けますと有難いです。


ハジラブの企画について

はじまりとタイトルの起源

『Making*Loves』は「いきなり付き合うことになったヒロインと主人公が、共に過ごしていく中で本当の恋に落ちていく……」という、「好きだから付き合う」の基本を逆転させた企画になります。今作の『ハジラブ』に関しても同じコンセプトで制作しているので、ここを踏まえた上でもう一歩踏み込んでいく事にしました。それが「恥じらい」になります。

早瀬くんと話をした際、>「企画的にはおいしいシチュなのに、案外恥じらう描写をしていなかった」という反省もあって、今回はここを+αにして制作していこう!となりました。 それを分かりやすく皆様に伝えるため、タイトルを「メイキングラバーズに恥じらいを強化しました!」というニュアンスで『ハジラブ-Making*Lovers』にしました。

注意して頂きたいのは『Making*Loves』の続編ではなく、同じコンセプトの新作という点です。なので『Making*Loves』に登場したヒロインは出てきませんし時間軸的な話もしません。 これらは単純に、「正史」という概念が生まれないようにしたかったからです。『Making*Loves』はあくまでも「ヒロインたちにニヤニヤして欲しい」という単純な想いをそのまま具現化していくに留めておきたいので「公式としてはこのヒロインを選ぶのが正しいです」と決めつけたくない思いがありました。

俺デート

『Making*Loves』のシステム的な部分は可能な限り踏襲したかったので、今作も『俺デート』を組み込んでいます。 俺デートとは、作中のデートシーンでプレイヤーがヒロインとのデート内容を決めるシステム……というか、演出です。
私たちとしては少しでもプレイしている皆さんにヒロインとの距離を縮めて頂きたく考えておりますので、主人公とヒロインが勝手にデートをして楽しむのではなくプレイヤーに選んで貰ってヒロインにリアクションを取ってもらう事を主としています。

俺デートの画像

一番のポイントは、失敗しても構わないという点です。選択肢は先の見えないプレイヤーに取って不安点になります。でも『ハジラブ』には攻略という概念は無く、あくまでヒロインのリアクションを見ていくものなので好感度判定はありません。

カノジョカイセキ

カノジョカイセキの画像

これはヒロインの情報を可視化したステータス画面的なものですね。ヒロインと付き合う事によって見えて来る新しい一面があり、シナリオが進行する度に対応して更新されていきます。後に説明する恥じらい演出にも使ったりもします。


ハジラブの企画について

シナリオだけじゃない恥じらいの楽しみ方

恥じらい部分を強調するために入れている演出が「恥じらいゲージ」「ヒロイン視点」になります。
恥じらいゲージはヒロインの恥じらい度を可視化させたもので、特定箇所で登場します。これが出ているときヒロインは恥じらいを感じていて、この恥じらいはどんどん大きくなってきます。ここで実際にヒロインがどう恥じらいを持っていたのかをヒロイン視点で確認する事ができます。
秘めた想いを見る事によって、出て来るヒロインの可愛さにニヤニヤして頂きたいですね。このヒロイン視点のエピソードを見るのに「カノジョカイセキ」画面を活用していきます。

基本構成について

今作、攻略要素はまったくありません。基本構成はメイキングラバーズと同じように、プロローグがあって、選択肢があり、それによってどのヒロインと付き合うか決まり、そこからずっと続いていく形になります。バットエンドというものもありません。純粋にニヤニヤに全振りしておりますので、楽しんでもらえればいいなと思っています。


キャラクターについて

園池桜子

園池桜子

早瀬:桜子は純粋に今作の主人公の幼馴染ヒロインになります。

早瀬:SMEEの幼馴染キャラって言うと、マシンガントークをしてきたり、アクの強いがんとくるタイプだったんですけど、今回の桜子はそういう幼馴染とは違って、王道的と言いますか、HOOKSOFT寄りのヒロインになりますね。主人公に対して、好意を抱いているんだけども、これが恋なのかそれとも家族愛的なものなのか、一緒にいる状態が長いせいかわからないでいる幼馴染です。そういった幼馴染なので、ベタベタな王道幼馴染ラブストーリーを楽しめます。

宅本:ほんとにやってこなかったよね。多分、うちら変化球が好きすぎたんだよね。

篠原小唄

篠原小唄

早瀬:このキャラを作るときに、「ロリママを作りたい」とかなんかそんな話があって、ちっちゃい子に純粋に甘えたい。そういった経緯でトライしたヒロインになります。

早瀬:この小唄というヒロインは、小柄な子で、小さい子に甘えたいと言うコンセプトで作ったんですが、年齢が主人公とタメなんですね〜。

早瀬:同級生の、ちょっと小柄な子に甘えるって、個人的にはちょっと危ない(笑)コンセプトだと思うんですけど…そういうヒロインを今回生み出してしまったんで

宅本:ギリギリだよ。

甘えたい気持ちを満たしてくれる、お姉さんではなくロリの方向にいっているのがこのヒロインのポイントです。そして、設定しては兄弟が多い大家族生まれで、学校では他のクラスメイトでも積極的に焼いている、誰かの世話を焼いているヒロインです。

早瀬:ちゃんと小唄が拒否ったりとかはまぁしないで、広い懐で包み込んでくれるので、その辺の需要はちゃんと満たせるかなぁと思います。

秤 結衣

秤 結衣

このヒロインは、一言でいうとウザかわ系チョロインになります。主人公よりも年下の後輩ヒロインです。見た目はギャルチックで、いろいろなもので武装していますが、ちょっかいをかけてくるわりに反撃するとすぐふにゃる、付き合ってみたら弱点がいろいろわかってくる子だったりします。

早瀬:いうほどギャルじゃないです。ギャル風味みたいな

宅本:どちらかと言うと陽キャと言うか、なんかクラス内でもヒエラルキーは高い方って意味合いでの立ち振る舞いなのかなぁっていう感じなのかなぁ、と言うところですね

早瀬:まぁ明るくて親しみやすいって言う感じですし、個人的に結衣が今作の一押しなんですけれども・・・

宅本:一番やりとりがしっちゃかめっちゃかしている、コントぽいところがあります。会話劇とか好きな方にはおすすめできると思います。

夜船初穂

夜船初穂

このヒロインは、主人公の先輩にあたるヒロインで、掴みどころのないミステリーな先輩です。MKでいう不思議枠でもあります。4ヒロインの中では一番精神年齢が高いです。

早瀬:結構ヒロイン側からのコミュニケーションのアクションが多いヒロインになってますね

早瀬:結衣とはまた違うパターンなんですけども、結構絡んでくるんですよ

宅本:単なる「かまってちゃん」なんだなーと感じてる

早瀬:結衣が「構ってきてぇ」と言って主人公が普通に構えるタイプだとしたら、初穂は「構ってきてください」と普通に言ってくるんですけど、主人公の脳みそでは中々満足させるのが難しいかな、みたいな

宅本:まあ実際のところいきなりね、構ってくださいと言われてもさぁ、なんか敷居高いよね

早瀬:難しいですよね。マジで言ってくるんでこれ、作中で

宅本:ほぼほぼ何をしでかすかわからない子とうまく絡んでいく感じで、すこし不思議な恋愛観とかを体験いただければと思います。


ハジラブの経緯について

今作は少し開発システムを変更して制作に取り組んでいます。
今までは主に私(宅本)と早瀬くん、最近はグラフィック周りを真海くんに大きくフォローを貰いつつも超絶パワープレイで制作を進めてきました。 例えるなら、個人技で点を取るやり方でした。
けれど、このやり方にも大きなリスクがあるため、今回は新しいアプローチで開発を進めることになりました。主軸メンバーに何人か加え、サッカーでいうパス回しで点を取るスタイルです。

新体制で臨むにあたって、何かしら意思統一が出来る基盤を用意しておいた方がブレ幅が少なく出来ると考えたときに出て来たのが『Making*Lovers』でした。
『Making*Lovers』はSMEEの中でも、特にコンセプトが明確化されていて、そこを遵守さえすれば成立させる事ができます。そして、ここをしっかりしていれば他は新しい切り口でアプローチすることができ、きっとさらに面白いものを提供できると思いました。
機会があればまたチャレンジしたいと思ってもいたので、ここから企画をスタートさせる事にしました。今までとは同じように動く事が出来ないからこそ、そこに固執せずに出来る事から新しい面白さを追及していきます。

※ちなみにこの話は『ハーレムキングダム』開発前の事だったりしまして、この段階から動き始めている企画でもありました。


まとめ

以上が、企画全般・ヒロインともに長々と語りましたが生放送の内容をまとめたものになります。
テキスト化されていない大部分の完全版はYouTubeにて配信中です。ぜひそちらもご覧いただけると企画の全容をご理解いただけるかと思います。
ハジラブに関するQ&Aは発売まで大募集中です。ブログトップにあるメールアドレスにご質問ください。徒然生放送&徒然生放送ブログをよろしくお願いいたします。


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