Movable Rail Selection

本ゲームには二人の主人公、「智美 椋」(以下:椋)と
「加宮 忍」(以下:忍)が存在します。

二人の主人公にはそれぞれ異なったゲームモードが用意されており、
椋が「Maker Game」というモードを、忍が「Keeper Game」
というモードを進む形になります。

『 Maker 』とはいわば表の、『 Keeper 』 とはいわば裏のシナリ
オという感じになります。
この二つの相関関係を言い換えるならば、『 Maker 』 は木から大まかな
形を削り出し、『 Keeper 』でその形の細かいところを詰めていく、
と言ったところでしょうか。

ストーリー(歴史)を創る『Maker』
創られたストーリーを演じる『Keeper』
プレイヤーはゲームスタート時には必ず「椋」視点の「Maker Game」
を進むことになり、エンディングの手前まで到達した段階で
「忍」視点の「Keeper Game」に切り替わります。

一週目となる「Maker Game」は、「椋」の視点でゲームをプレイ
するのと同時に、Railを引くように物語りの流れ(歴史)を決定していきます。

そして、二週目以降のプレイとなる、「忍」の「Keeper Game」は、
あくまで『 Maker Play 』 によって決定された道(Rail)の上を、
独自の形で分岐しながら進むことになります。

要するにMakerシナリオで決まった歴史がKeeperシナリオに反映され、
すべてにおいて影響を与えるわけです。


章ごとで区切り、ある程度の流れをブツ切りにして展開する
「ザッピング」ではなく、
あくまでも、一回目のプレイである「Maker」プレイと、
二回目のプレイとなる「Keeper」プレイを別個のものとしてとらえ、
二つの物語を同時に進行させる……というの
が、「Movable Rail Selection」です。

このシステムにより、プレイヤーは数十通りのストーリーを自在に操ることが出来ます。

ゲーム開始時は「忍」の「Maker Game」は選択出来ないけど…?



≪Back